はじめて副業の確定申告をした話

私は本業の他にネットビジネスもやっています。
要は副業をやっています。
ネットビジネスといっても残念ながらブログではありません。

今回は、本業で会社員をしながら、副業のネットビジネスでも収入がある私が確定申告をした際の話をご紹介します。

この記事を書いているのが、2019年3月1日の14:00頃です。

前日の2月28日は天気が悪く、一時雨も降っていましたが、3月1日は快晴で、自転車で移動している私にとってはとてもラッキーな一日でした・・・と思っていた数時間後には花粉症の症状に悩まされることになりましたが。

まずは、確定申告の当日の話は置いておいて、その日までにやってきたことからご紹介します。

確定申告 1ヶ月前 会計ソフトの導入

今回私が行う確定申告は白色申告となります。ちょっとした副業をしている程度の場合、基本的には白色よりも青色申告の方がメリットは多いです。

しかし、青色申告をするには、前年の3月15日までに、「開業届」と「青色申告承認申請書」を出しておく必要があるのですが、私はそれを出していなかったため、今回は税制上のメリットがない白色申告となりました。

また、開業届 は副業の場合審査が厳しいということもありますので、今回は白色申告での申告にしました。

白色申告にしろ、青色申告にしろ、確定申告の書類を作成するには会計ソフトを使った方がラクとの情報をネットで調べていましたので、私も導入することにしました。

私が利用したのは会計ソフトの中でも半分以上のシェアがある弥生(株)のクラウドソフトにしました。製品名は「やよいの白色申告 オンライン」です。

クラウドソフトというのは、パソコンにインストールする必要のないソフトで、Windowsの他、Macから利用することができます。

弥生は、以前はパソコンにインストールするタイプの会計ソフトが主流でしたが、現在はクラウドソフトも提供しており、クラウド会計ソフトの中でも大きなシェアがあります。

そして、なにより初期費用・月額ずっと0円というところに魅力を感じて、これを導入することにしました。無料で使えるのは本当に助かります。

以前はMacだと使える会計ソフトがないからWindowsにしているという方もいたようですが、現在はメジャーな会計ソフトはクラウド対応のものが多いので、Macでも問題なく利用できます

ちなみに、弥生と同じくらいクラウド会計ソフトの中で大きなシェアを持っている freee (フリー)もあり、こちらも操作が簡単で人気があります。

今回、私は無料で使える弥生の会計ソフトを利用することにしましたので、まずは、アカウントを作成して必要事項を入力していきました。

といっても基本的にソフトの手順どおりに入力していっただけですので、会計の知識がなくても問題なく入力することができました。

当然、登録に使用するメールはGメールなどの無料メールでOKです。

必要事項の入力が終わると、確定申告用の用紙を印刷してそのままそれを税務署に提出すれば良いだけですので、とても簡単です・・・

と言いたいところですが、副業の収益も含めて確定申告するのは今回が初めてでしたので、戸惑った部分もたくさんありました。その辺りのポイントについてもご紹介します。

副業で確定申告する場合の注意1

マイナンバーカードを作っていないとちょっと大変

副業のというわけではありませんが、確定にはマイナンバーが必要です。

マイナンバーカードを作っている方は、そのコピーを貼り付けると良いだけですのでとても簡単ですが、まだマイナンバーカードを作っていない場合は、事前にいろいろと用意するものがあります。

まず、マイナンバーを証明するためのものが必要になります。私の場合は、運転免許証のコピー(表、裏の両方)、そしてマイナンバーが記載された住民票の写しこの2つを添付しました。

運転免許証のコピーはすぐに用意できますが、住民票の写しは役所で発行してもらう必要があります。しかも平日しか対応してもらえないことがほとんどです。

私は平日仕事で休みは土日、祝日しかありません。しかも、なかなか有給が取れなかったので確定申告の用紙を税務署に提出する当日2019年3月1日に有給をとり、役所に出向いて住民票の写しを発行してもらいました。

その直後に税務署に行くというとても大変な一日になりました。

ちなみに住民票の写しを発行してもらうには、身分証明書の提示が必要になりますので、必ず運転免許証などを持参してください。印鑑については不要でした。

そして確定申告のために提出する住民票の写しにはマイナンバーの記載が必要になりますので、申請する際にマイナンバーが必要なことを伝える必要があります。

副業で確定申告する場合の注意2

のりを持参しましょう。紙を貼るときに使うあの接着剤です。

私の場合、住民票の写し(マイナンバーの記載あり)を発行してもらい、そのまま税務署に確定申告の用紙を提出しに行きました。住民票の写しは、専用の用紙に貼り付けた状態で提出する必要があります。

この用紙は、正式には「所得税及び復興特別所得税の確定申告書 添付書類台紙」という書類になります。

国税庁のホームページからダウンロードできますので、一度パソコンにダウンロードしてから印刷したものを利用したのでOKです。

私の場合は、住民票の写しの入手、税務署への確定申告の提出 この両方を1日のうちに済ませる必要がありました。

役所でもらった住民票の写しを税務署に付くまでに貼り付けなければいけませんので、のりの携帯が必須でした。こうなることを予想して、外出前にカバンにのりをいれておきましたので、スムーズに住民票の写しを貼り付けることができました。

運転免許証のコピーについても、住民票を貼り付ける用紙に貼り付けた状態で提出します。

国税庁のホームページ
https://www.nta.go.jp/index.htm

副業で確定申告する場合の注意3

本業の源泉徴収票も提出しないといけなかった!

いつの間には確定申告書を提出した当日の話になってしまったので、また時間を巻き戻して2019年2月28日、確定進行前日の話をしたいと思います。

この日も会社の昼休みに確定申告についてスマホで調べていました。そうすると重要な情報を発見しました。

なんと、副業で確定申告をする場合であっても、「本業の源泉徴収票も提出しないといけない」というのです。しかも原紙です。

私の会社は電子化が進んでおり、源泉徴収票も電子データでしかもらえないようになっていました。そこで昼休みが終わった直後総務部に出向き、紙の源泉徴収票を出して欲しいと伝えました。

その時に教えてもらった話ですが、確定申告に提出する源泉徴収票は、会社から発行されている電子データの源泉徴収票を印刷して提出したのでOKとのことでした。

ネット情報には、紙でなおかつ電子データを印刷したものではなく、原紙の源泉徴収票を提出しないといけないと書かれていたのですが、実際はそれは必要ないとのことです。

ようは、確定申告に使用する 源泉徴収票 は、紙の原紙でなくても良いということです。

ということで、電子データを印刷してそれを税務署に提出することにしました。

確定申告当日

2019年3月1日いよいよ確定申告書を提出する日です。

この日はとにかく朝からバタバタしていました。せっかく有給をとったので、何とかこの日の内に全てを終わらせないといけない・・・のですが、まだ確定申告書に記載していなかったのです。

まずは、弥生の会計ソフトから登録した情報が書かれている確定申告の用紙を印刷し、続いて国税庁から確定申告の用紙をダウンロードして印刷し、今度はそこに手書きで書き写し・・・と早くも時間がかかりそうな展開に!

ただ、途中で気づいたのですが、あえて手書きで書く必要はなく、
弥生の会計ソフトから印刷したものをそのまま提出したのでOKでした。

ただし 注意点としては、上でご紹介した運転免許証のコピーや住民票の写し、本業の会社の源泉徴収票、これらは自分で用意して、「添付書類台紙」に貼り付けなければいけません。

そして書類の中に捺印しないといけない箇所もありますので、捺印も忘れないようにする必要があります。

それらが全て完了したら税務署に提出できます。
もちろん、郵送で提出することもできますが、今回、自分で確定申告するのが初めてだったため、何か不備があれば担当の方に教えてもらえるだろうと重い、自分で直接持参することにしました。

事前にネットでいろいろと調べていたことや、無料の会計ソフト「やよいの白色申告 オンライン」を導入していたこともあり無事に提出することができました。

提出する際、税務署の受付の方が確定申告書一式に目を通してくれましたが特に指摘もなく、問題なく受け取ってもらえました。

最後に受付の方から支払いの口座登録が必要ということを教えていただきました。

私は、口座を登録して、そこから税金を引き落とす手続きをすることにしましたが、直接金融機関で支払うこともできるそうです。

あまり貯金がなく、口座にお金が無いことが多いという方は直接払った方が良いかもしれません。

なお、この手続に必要な書類(口座登録用のはがき、または直接銀行で振り込む時に使う納付書)は当日もらうことができます。

最後に

以上が2019年3月1日に初めて自分で確定申告した時の話です。

これまでは副業をしておらず、税金は本業の会社にまかせっきりだったので、自分で手続するとなると心理的には結構たいへんでした。

ただ、ネットの情報や会計ソフトなど活用することで、わざわざ税理士の方にお願いすることもなく自分だけで処理することができました。

今回の私の経験が少しでも参考になれば幸いです。